ローコスト住宅で追加したオプション、外した標準、見送ったもの

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■ オプション打ち合わせの沼

間取りが固まり始めた頃から、次にやってきたのは「オプション打ち合わせ」。
住宅カタログを開けば「もっと良くなる」「さらに便利になる」と思わせる仕様が並び、見れば見るほど欲が出る。最初は「ローコスト住宅だから、できるだけ標準でいこう」と思っていたのに、打ち合わせが進むにつれて「ここだけは外せない」という気持ちが増えていきました。

僕たちの家づくりにおけるオプション決めは、まさに「悩みとワクワクの連続」。選んだもの、外したもの、その過程にはリアルなドラマがありました。


■ 採用したオプションたち

「これは暮らしを快適にする」「ここはホテルライク感を演出したい」――そう思って選んだオプションを挙げていきます。

  • ダウンライト付きスピーカー
     吹き抜けのリビングで音楽を流したいと思い、最後まで迷ったけれど導入しました。天井から音が降ってくる感覚は、日常を少しだけ非日常にしてくれます。
  • 下地補強+ストーン調クロス
     将来の棚やテレビ設置に備えて下地を入れました。特にテレビ背面はストーン調クロスで仕上げ、リビングのアクセントに。暮らしながら“魅せる壁”になっています。
  • デザイン階段
     リビング階段は空間の印象を大きく左右します。費用はかかりましたが、ホテルライクな雰囲気を優先して採用しました。
  • アクセントクロス&タイル
     子ども部屋やキッチン背面、テレビ背面などにアクセントクロスを。さらに、トイレの床は黒タイルに変更し、洗面化粧台まわりにもタイルとクロスをプラス。造作洗面台を諦めた分、雰囲気づくりに投資しました。
  • スイッチニッチ(約2万円)
     スイッチ類を一か所にまとめてスッキリ見せるための小さな工夫。費用は小さくても満足度は大きかったです。
  • 折り下げ天井+間接照明
     リビングをより広く見せるために採用。夜に照明を落としたときの柔らかい光は、まさにホテルのような落ち着きを演出してくれます。
  • キッチン背面収納+可動棚
     二段では足りないと感じ、一段追加しました。その下には自動ゴミ箱を置けるスペースを確保。さらにパントリーも設け、生活感をできる限り隠しました。
  • ウォークインクローゼット(約4.5畳)
     服や荷物が多い家族には必須。バーや棚を追加して収納力を強化し、使いやすさを高めました。
  • 食洗機(深型)
     日々の家事を楽にするために絶対入れたかった設備。実際に使ってみると「なぜ迷ったのか」と思うほどの満足度です。
  • エコキュート(大容量+高圧タイプ)
     家族が同時に使っても安心できるように、標準よりも大容量・高圧タイプにグレードアップしました。

■ あえて外した標準仕様

オプションを追加するだけでなく、「標準仕様を外す」という選択もしました。

  • レンジフード周りのクリアパネル
     本来は標準で付いてくるものでしたが、油はね対策になる一方で掃除が大変になりそうだと感じ、あえて外しました。シンプルで手入れしやすい方を選んだ結果、正解だったと思います。

■ 見送ったオプション

便利そうに見えても、自分たちの暮らしには不要だと判断したものもあります。

  • エアコン
     打ち合わせ時には付けず、入居後に後付けすることにしました。住んでみてから必要な位置や台数を決める方が合理的だと考えました。
  • 浴室乾燥機
     既に除湿器を持っていたため不要と判断。導入コストを削り、必要に応じて後からでも対応できるスタイルを選びました。

■ 取捨選択の基準

オプションを選ぶ基準はシンプルでした。
「ホテルライクな雰囲気に近づくか」、そして 「暮らしを快適にするか」

すべてを詰め込むことはできないけれど、この二つの軸を大事にすれば自然と選ぶもの・外すものが見えてきます。結果として、費用は膨らみましたが後悔のない取捨選択になりました。


■ まとめ

ローコスト住宅でも、オプション次第で雰囲気も暮らしやすさも大きく変わります。
僕たちは照明・収納・タイルやクロスにこだわり、生活感を抑えてホテルライクに寄せる方向を選びました。逆に、レンジフード周りのパネルや浴室乾燥機のように「不要」と判断した部分は潔く外しました。

家づくりにおいて、オプションは「付けること」だけが正解ではありません。
外す勇気や見送る判断も、理想の暮らしを形にする大切なプロセス
その一つひとつの選択が、僕たちの「30坪ホテルライクな家」をつくっていったのだと思います。

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